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団信加入と生命保険の見直し


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住宅ローンを組むことで新たな生命保険に加入することになるのであれば、これまでに生命保険に加入していた人は、既存の生命保険との関係性を考えなければならない。

一般的には、住宅ローンの契約者は世帯主であり一家の家計を支える大黒柱である。したがって、万一自分が死亡したときのために、生命保険に加入していることが多いと考えられる。そしてその生命保険の保険金は、死亡して収入が途絶えた場合でも、残された家族が生活していくために必要な費用をまかなえるように計算されているはずである。

具体的には、死亡後に遺族が生活するために必要な費用として、住居費(家賃)、食費、光熱費、通信費、日用品費、娯楽費、医療費、教育費等を合計した金額から、遺族年金や死亡退職金等の死亡後の収入や貯蓄額を差し引いた金額を“必要死亡保障額”といい、この必要保障額を生命保険の保険金額にすることが望ましい。

このように、万一の場合の必要保障額を考えて生命保険に加入していれば、住居費として家賃の支払額を保険金に含めているはずである。そして住宅ローンを組むと、団体信用生命保険により万一の場合の住居費(住宅ローンの返済)が保障されるため、もともとの生命保険の方の住居費の保障は不要となり、保険金を削減することができる。

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