DINKs(ディンクス)とは?
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従来の結婚観にとらわれず、夫婦で自発的に共働き&子なしという選択をする「DINKs(ディンクス)」。今回はDINKsという夫婦の形と、登場から30年経ったその現状について紹介したい。
DINKsはそんな従来の結婚観を打ち破る新たな男女の関係性として、1980年代後半にアメリカから日本に伝わり浸透した。
DINKsとはDはDoubleの頭文字、IはIncomeすなわち収入、NはNoで、KはKids=子供の略。夫婦共働きで自発的に子供を産まない選択をする夫婦のことである。
人々が共働きで子供を産まない選択をするのはなぜなのか?
ひとつには、経済的理由があるだろう。子供を育てるとなると、莫大なお金がかかってくる。
私立の学校に入れることを考えたら相当な金額が必要となる。そうなると自分たちの自由にお金を使うのが難しい。その点、DINKsであれば稼いだお金を自分たちのために自由に使えるので、メリットと考える人は多いのだろう。
ふたつ目には、時間的な余裕が欲しいという夫婦が多いこと。
昔に比べ子育て支援制度が整備されたとはいえ、働きながら子供を育てるのは大変なことだ。専業主婦になれるほど男性が稼げた時代であれば問題なかったのかもしれないが、現在はそうもいかない。核家族化が進み周りからの支援も難しいと、共働きでの子育ては困難だ。
もうひとつ、自身のキャリア形成のためにDINKsを選択する夫婦は多い。
出産、育児をするとなると、女性はどうしてもキャリアがストップしてしまう。どんなに仕事ができても同じ年の男性陣に出世で先を越されてしまうことになる。
これは考えてみれば不平等なことだ。自身のキャリアを大切にしたい、これまでの努力を無駄にしたくないと考えるからこそ、DINKsという選択をする女性は多いのだろう。