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単身用でも住宅ローン減税が使えたら


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1LDKでも住宅ローン控除が使えるようになると想定してみる。

 現在、住宅ローン控除が適用される住宅には、「床面積が登記簿面積で50平米以上」という条件がついている。この条件、3LDKであればマンションでも一戸建てでも余裕でクリアできる。2LDKのマンション住戸でもクリアできるケースが多い。しかし、1LDKより小さな間取りでは、まず面積が足りない。

 単身者や夫婦2人暮らしに向く1LDKは、30平米から40平米程度の広さになるのが普通で、登記簿の床面積50平米に満たない。だから、住宅ローン控除が使えないわけだ。

 この条件は、「ゆとりある広さの住宅を増やして行こう」と考えられていた昭和時代に生み出されたもの。当時、日本の住宅は欧米から「ウサギ小屋(のように狭い)」とやゆされたことがあり、脱ウサギ小屋を目指していた。その時代の名残といえる。

 ところが、現在、海外の住宅を見渡すと、大都市部を中心に1人暮らしのワンベッドルーム(1LDK)が増え、“ウサギ小屋”サイズの住宅が珍しくなくなっている。50平米以上にこだわる必要はすでにない。

 それに、3LDKを購入したファミリー世帯は住宅ローン控除を使えるのに、1LDKを購入したシングルやDINKSが住宅ローン控除を使えないのはおかしい。子どもがいる夫婦だけを優遇する差別ではないか、とさえ思える。

 50平米未満のマイホームを買うシングルやDINKSでも、長期の住宅ローン控除が使えるようになったら……その夢が今回実現するのか、はたまた夢のままなのか。これから発表される住宅ローン控除拡充の内容に期待したいところだ。

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