11月1日上野に野村グループのホテルオープン
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野村不動産(株)と野村不動産ホテルズ(株)は20日、「NOHGA HOTEL UENO(ノーガホテルウエノ)」(東京都台東区、客室数130室)をプレス向けに公開した。同ホテルは、11月1日にオープンする。
建物は、東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅から徒歩3分に立地。敷地面積約966平方メートル。鉄骨造10階建て、延床面積約4,896平方メートル。
同ホテルは、同社グループが開発・サービスを担う新ホテルブランド「NOHGA HOTEL」の初弾。「地域との深いつながりから生まれる素敵な体験」をブランドコンセプトに、江戸切子の食器を扱う木本硝子(株)など複数の地域企業と提携。アメニティや、レストランの食器、客室の家具として商品を採用し、宿泊客が気に入ったものはホテルで購入できるシステムとした。また、提携企業によるワークショップを定期的に実施する。内容は、木本硝子による「日本酒グラスの違いによるテイスティングセミナー」や、京源による「紋切り型体験」など。
1階はロビーとレストランラウンジ、提携企業の商品ギャラリーからなる。ラウンジにはオープンキッチンが設備されており、地域食材を使った朝食やディナーを提供する。食事は客室とは別料金で、朝食は1,800円程度。宿泊客以外の地域住民や周辺ワーカーも利用できる。
インバウンドの長期滞在需要を想定し、2階にはジムやコインランドリー、ライブラリー等を設置した。
客室は、ダブルタイプ(18~26平方メートル、定員2人)が88室、ツインタイプ(24~36平方メートル、定員3人)が41室。スイートタイプ(64平方メートル、定員2人)は1室で、ベッドルームとリビングルームからなる。客室単価は、ダブルとツインが2万~3万円程度、スイートは10万円台後半程度。
内覧会に出席した野村不動産ホテルズ代表取締役社長の塚崎敏英氏は、「上野には著名な観光地が複数あるが、通りを一本入ると400年以上の歴史を持つ伝統的な工房と若手アーティストが共存するような、魅力的なコンテンツが隠れている。このホテルは、それを掘り起こして皆さんに体験していただく場としたい」などと話した。