中古マンション成約数、5カ月ぶりに前年比減
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東日本不動産流通機構は10日、5月の不動産流通市場動向をまとめた。首都圏中古マンションの成約件数は前年同月比1.3%減の2749件で、5カ月ぶりに前年同月を下回った。
在庫件数は同2.7%増の4万6951件。48カ月連続で前年同月比プラスとなったが、前月比では0.5%の減少。8カ月ぶりに4万6000件台となった。
エリア別に成約件数をみると、東京都区部と神奈川県他を除く各地域が前年同月比で減少。横浜市・川崎市は8カ月ぶり、千葉県は7カ月ぶりに前年同月を下回った。東京都全体では同0.9%増の1413件。このうち都区部は同1.7%増の1156件、多摩は同2.3%減の257件だった。
神奈川県は同3.0%減の681件。このうち横浜市・川崎市は485件(5.6%減)、神奈川県他は196件(4.3%増)。そのほか、埼玉県が323件(4.7%減)、千葉県が332件(3.5%減)となった。
成約m2単価は51.80万円(1.4%増)、成約価格は3325万円(0.6%増)で、ともに4カ月連続で前年同月を上回った。ただし前月比では、成約m2単価は2.8%の下落、成約価格は2.2%の下落となった。新規登録件数は1万5776件(前年同月比6.5%減)と、4月に続き前年同月を下回った。前月比でも10.5%の減少。
中古戸建ては成約件数が980件(0.7%増)と、ほぼ横ばいながら7カ月連続で前年同月比プラス。成約価格は3183万円(1.6%増)と、4月に続き前年同月を上回った。在庫件数は2万1841件(12.2%増)と、2ケタ増となった。