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2011年の東日本大震災や、先日の北海道大地震でも液状化した土地が取り上げられました。

自分が住む街が液状化するなど、恐ろしくて想像もできませんが、そもそも液状化とは何なのでしょうか。

液状化とは、大きな地震の揺れによって、普段は固いように見える 地盤が液体状になることです。

地盤の液状化は次の3つの条件が揃ったところに、 ある程度の大きさの地震が起きた時に発生します。

・その土地に砂が堆積している

・その砂が地下水に浸かっている

・その砂がゆるい状態である

液状化の現象は、次のとおりです。地盤内の緩く堆積している砂質土の砂粒間に存在する水の圧力が地震の揺れで、一時的に上昇し、砂粒同士のかみ合わせが外れて砂粒が水に浮いたようになります。すると、液状化した地盤は強度を失います。時間の経過とともに液状化した層の砂粒が徐々に下部に密に詰まるとともに上部に水がたまり、その一部が地表面に吹き出します。砂粒の配列が密になることで地盤の体積が減少し、地表面は沈下します。水より軽い埋設管などは浮き上がり、杭を打っていない住宅などは沈みます。また、陥没や断水などライフラインに及ぼす影響も計り知れません。