金利は融資実行日に決まる。
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マンションや注文住宅などは、契約をしてから入居までに時間がかかることがあります。
新築マンションは多くの場合、契約時にはまだ建設中ですし、注文住宅は契約をして初めて建築がスタートします。
実際の入居までに1年以上かかることも珍しくないのです。
そこで知っておいて欲しいのが金利が決まるタイミングです。フラット35や民間ローンでは、融資実行時点の金利が適用されます。
そのため、たとえ金利が低い時にローンを選んでいても、融資が実行されるまでに金利が上昇すれば、予定より返済額があがってしまうことになります。
一方、財形住宅融資では、ローン申し込み時点での金利が適用されます。融資実行日に向かって金利が上下したとしても、適用される金利が影響をうけることはありません。
入居まで時間が掛かる物件を購入するために、フラット35や民間のローンの利用を考えている人は、金利上昇局面では返済計画が狂ってしまうリスクがあります。そこでおすすめなのが、財形住宅融資とフラット35を両方申し込んでおく方法です。
申し込んだ住宅ローンをキャンセルしても、キャンセル料は発生しません。予想通り金利が上昇して、フラット35の金利が予定より高くなってしまったら、こちらを取り消して、財形住宅融資を借ります。
反対に、金利が変わらない、もしくは下がったときには、フラット35を契約すればよいわけです。