23区の既存M価格が全タイプ過去最高
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(一財)日本不動産研究所は12日、「住宅マーケットインデックス2019年上期」の調査結果を発表した。アットホーム(株)と(株)ケン・コーポレーションが提供した賃貸・分譲マンション事例データを、東京23区の新築・既存(築10年)マンションを、大型(80平方メートル以上)・標準(40~80平方メートル未満)・小型(40平方メートル未満)に分け、賃料・価格等を集計・分析した。調査期間は19年1~6月。
1平方メートル当たりのマンション賃料は、都心5区で新築が大型6,467円(前期比0.5%上昇)、標準4,730円(同1.4%上昇)、小型4,518円(同1.6%上昇)。既存は大型5,769円(同0.5%上昇)、標準4,342円(同1.4%上昇)、小型4,265円(同1.6%上昇)となった。大型タイプは新築・既存共に5期連続の上昇。新築の小型タイプは10年以降の最高値となった。
東京23区では、新築が大型5,350円(同1.0%上昇)、標準3,424円(同1.0%上昇)、小型3,777円(同1.3%上昇)。既存は大型4,781円(同1.2%上昇)、標準3,175円(同1.1%上昇)、小型3,572円(同1.4%上昇)だった。すべてのタイプで前期をわずかに上回り、大型タイプは新築・既存共に過去最高値を更新した。
1平方メートル当たりのマンション価格は、都心5区の新築が大型192万1,000円(同7.7%低下)、標準138万7,000円(同0.4%上昇)、小型141万4,000円(同12.8%上昇)。既存が大型149万3,000円(同7.5%上昇)、標準120万2,000円(同9.6%上昇)、小型107万6,000円(同1.2%上昇)となった。新築の大型は低下したものの高水準を維持。また、既存は全タイプが過去最高を記録した。
東京23区では、新築が大型157万7,000円(同11.2%上昇)、標準111万7,000円(同1.9%上昇)、小型116万6,000円(同横ばい)。既存は大型98万7,000円(同10.3%上昇)、標準82万8,000円(同2.9%上昇)、小型91万5,000円(同5.7%上昇)だった。前期に過去最高だった新築の大型は低下したものの、高水準をキープ。また、新築大型の事例数で都心5区が占める割合が40%で、前期の64%を大きく下回っている。既存の標準タイプは13期連続の上昇だった。