液状化の可能性がある土地・・・2
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つづきです
④大河川の沿岸
特に下流域は三角州などにあたり、自然堤防、 後背低地、旧河道からなります。全体的に地下水が高く、 地盤の締まりは緩い傾向があるため、 地盤が砂質のところでは液状化が発生する可能性があります。特に、川の合流部や屈曲部は過去に氾濫が多かった地帯のため、注意が必要な場所です。
大河川の沿岸に土地の購入を検討している方は、地歴や、国や市町村から提供されている液状化危険度を示した 液状化ハザードマップで、その土地を調べてみましょう。
⑤砂丘
長年にわたって砂が堆積して生まれた砂丘は、主に日本海沿岸や鹿島灘、遠州灘沿岸などに分布します。砂丘の砂は同じ大きさの粒で構成されていて、液状化しやすい砂からなります。
砂丘の裾や砂丘と砂丘の間の低地は地下水位が高く、液状化が起こりやすい場所です。
⑥砂鉄や砂利の採掘跡地の埋め戻し地盤
砂鉄や砂利を採掘した跡地の埋め戻し地盤は、液状化が起こる可能性のある土地です。
かつて日本では、砂鉄の採掘が盛んに行われていましたが、砂鉄の採掘後、掘り起こした穴の締め固めをせず、周囲の土(砂)で埋め戻しを行っていました。そのため、砂鉄採掘跡地の地盤は緩く、地震が発生すると液状化が起こりやすいといわれています。
⑦丘陵地の造成地
一般的に丘陵地帯は液状化現象が起こりにくいといわれていますが、丘陵地の造成地には谷や沢を埋めた部分があるものです。谷や沢を埋め立てた盛土の造成地は、液状化が起こる可能性のある土地です。
実際に東日本大震災では、沢を埋めた盛土の造成地で噴砂(地震の震動によって表層の砂質土が噴出する現象)が確認されました。