「完璧な物件」など、どこにも存在しないのかもしれない
マンションは需要と供給の関係で価格がほぼ決まりますが、人気のエリアのマンションが中古になっても価格が下がらないのは、古くても欲しい人がたくさんいるからです。
一方で、同じ建物のマンションであっても、間取りや階が違えば窓から見える景色も異なったりします。マンション価格が需要と供給の関係で決まるのは間違いないのですが、「不動産は一点物」といわれるように、マンション物件は、それぞれ「要素」条件が異なるので一つとして同じものがありません。中古物件になると価格に影響する要素がさらに増えます。
先日、マンション価格が年々上昇しているエリアで物件を見て回りました。新築時4500万円だった物件が、築10年経った現在は6500万円で売買されていました。相場は上昇基調とはいえ、それにしても強気な価格です。